どうも新田です。僕も会社を作りたいので出資者を探しております。ところで、安倍政権の敵失を受けて久々に元気になっているらしい民主党でございますが、政権時代に「一定の目処が付いたら総理を辞める」とか「近いうちに解散する」とか言った割にすぐに踏み切らず、国民に待ちぼうけさせ、夏休みの宿題をいつまでもやらない小学生にはありがたい言い回しを提供してくれたのが与党時代のお笑いハイライトシーンでした。そして野党転落後の昨今の「やるやると言ってやらない」ネタといえば、前原さんや細野さんが党を割っての野党再編と思っていたら、昨日の毎日新聞にこんな記事が載ってたようです。
 
※野党再編の道はまだまだ遠いのか…。
国会イメージ
民主:新党も視野に 細野、長島、馬淵3派が連携強化確認
民主党の保守系議員らで作る細野、長島、馬淵3グループの所属議員約20人が20日夜、東京都内の中華料理店で会合を開き、将来の合流も念頭に3派の連携強化を確認した。3派内には、政権批判の受け皿となる野党新党の設立構想がある。
3派は、今年1月の代表選で岡田克也代表に敗れた細野豪志政調会長を支援。細野氏のほか、長島昭久元副防衛相、馬淵澄夫元国土交通相がそれぞれトップを務め、党内のリベラル勢力とは距離を置く。
まあ、この手のニュースが何度もあっては立ち消えになっているので、まだ半信半疑ですが、参院選まで1年を切り、安倍政権の求心力にもかげりが出始めたタイミングなので、本物になってほしいところだと期待したいところです。そもそも前回の代表選で細野さんを代表にしなかった時点で、民主党は守旧派のPRセンスの無いと改めて思った無党派層は多かったんじゃ無いでしょうか。

■「細野代表」が実現しない民主党の限界VS小泉総理を生んだ自民党の底力
このあたり、いま久々に炎上した森喜朗センセイが歴代ワーストの内閣支持率を叩き出した後に、戦後政治史最大のトリックスター小泉さんにまさかの総理総裁の座を与えた自民党の組織防衛本能がいかに凄かったのか、彼我の差を感じるところです。それどころか、近頃は国会内にSEALsとやらの学生団体が乱入したかと思いきや、なんとプラカードを持っていたのは民主党の先生方だったという落ちを見せつけられ、あるいは、維新が出した安保法制の対案に乗っかるしかできなかったあたり、3年3ヶ月の与党経験はなんだったのかと思います。

若手で政権中枢にいたセンセなんかは、ピケティ長妻とか対案路線なんか糞食らえ的な社会党復活ばりの中年組と一線を画し、もう少し政策立案能力があるかと薄い期待をしていたんですが、菅内閣で総理補佐官やってた寺田学センセ(就任当時34歳)なんか、浪人生活を経てやっとこさ国会に戻ってきたと思っていたら何ですかこれは。
これは大久保さんていう朝日社会部上がりのおばちゃん編集委員のツイートを寺田センセがRTしてるんですが、野党の対案路線を真っ向から否定する55年体制的匂いプンプンの左翼弁護士のコメントを紹介する内容をRTしているあたり、はぁー、総理補佐官までやった経験をドブに捨てているようなのが、情け無い´д` ; そんなことだから浪人中に地元で鞍替え狙った市長選に落ちるわな。

■リアリストが実に少ない日本の野党
その点、細野さんや長島先生、馬渕先生はどうかというと、前日の毎日記事では。
参加者の一人は「対案型野党でなく反対野党のままでは政権の受け皿にはなれない」と指摘した。将来的には3派を核に野党再編につなげる構想もある。
安全保障政策を始め、現実的な路線に踏みとどまろうとしているところがもう涙ぐましいほどです。最近、佐々木俊尚氏も近著「21世紀の自由論」で述べていましたが、日本の野党の問題点は、左も右もリアリストが少なくて観念的なロマンチストが跋扈している点なんですよね。これが国民の政治に対するシラケにつながっている。


右を向けば「核武装しろ(→アメリカの核の傘下でそんなことできねえだろ?)」、左に耳をすませば「憲法を守って平和を守れ(→中国や北朝鮮が絶対に攻めてこないってこと!?)」なんて感じなわけで、そろそろリアリストが集まった野党が主導的に政権交代の受け皿づくりにつなげるようになってほしいし、すぐに政権を取るのが無理でも自民党にもう一度、政権奪還直後の緊張感を思い起こさせる効果もあると思います。維新や旧みんなの人たちを糾合して“リアリス党”を作って欲しいところなんですがね。

■政党スタートアップで投資してもらいましょー!
しかし、仮に3人の先生方が飛び出すとなると、与党時代からの政党交付金の余剰的埋蔵金を返上せずにたんまり金庫に蓄えている民主党から飛び出してしまうことになります。労組票もなくなる上に軍資金が最大のネックになるところです。。。と思いきや、2年ほど前にこんな報道がありました。
三木谷楽天会長、株式売却で高まる野党再編気運~資金援助求め議員の“三木谷詣で”も
「三木谷浩史が楽天新党をつくる」。こんな情報が永田町を駆け巡ったのは、10年2月初めのことだ。週刊誌「AERA」(朝日新聞出版/2月15日号)に掲載された「『楽天新党』が動く」と題する記事が発端である。2月1日、ホテルオークラ別館の個室で三木谷氏は民主党の若手議員との会合を持った。(中略)参加者によると、三木谷氏は彼らを前に「もっと世代交代しなくちゃ」などと決起を促す場面があったという。「AERA」のこの記事が出ると「楽天新党結成か」と永田町が色めき立ったのはいうまでもない。ここにきて再び、その可能性を口にする永田町関係者が増えており、政界関係者は「三木谷氏にとって、今は新党のスポンサーになる絶好のチャンス」だと解説する。(Business Journal 2013.10.01)
とりあえず、3人の先生方には政党をスタートアップするつもりで、ミッキーに頭を下げに行き、ビジョン、政策理念をプレゼンして投資価値のある党だと思ってもらえるかどうかじゃないでしょうか。あ、ちなみに念のためですが、本件では全く楽天関係者や新経連の人から何も言われてないし、ただの個人的な願望です。ではでは。
新田 哲史
ソーシャルアナリスト/企業広報アドバイザー
個人ブログ
ツイッター