どうも新田です。昨日のブログの冒頭でも書いたように、乙武さんの「不惑の誕生祝会」改め「囲む会」に出席してまいりました。
 

実は、TBS「あさチャン!」のディレクターさんが、そのブログを読んでいて、すかさず取材を申し込まれました。当初はお断りしようと思ったのですが、アゴラも含めきちんと感度高くネット上の記事をヲチし、取材者として誠実かつ熱意のある交渉をされてきたこともあり、逡巡した末に取材をお受けしました。匿名撮影も選択肢にありましたが、乙武さんは拙著の帯にもコメントをくださり、アゴラの執筆メンバーでもあるという関係性なので、陰でコソコソする方がむしろおかしい。なのでディレクターさんには私から「名前も肩書きもきちんと紹介してください」とお願いし、さらに、乙武さん関係者のしかるべき筋にも取材を受ける旨をお伝えしました。けさの放送に出てくると思います。

ちょっと不安だったのは、「あさチャン!」に、後の番組「白熱ライブ ビビット」のクルーも相乗りしてきたこと。番組をあまり観たことないんですが、ワイドショーの本領発揮で、レポーターのお姉さんが「主婦の方は今回の報道に驚いていて、新田さんもショックを受けたと思いますが」と、いかにもな誘導質問(苦笑)。編集でどう切り取られるか不安だったので、だったら機先を制し、私の思いは自分で書いておこうと思った次第です。(追記11:00 :録画見ましたが、「ビビット」のほうが私と乙武さんの関係性がわかりやすく編集されてました)

といっても、囲む会の参加者は、写真撮影・録音、SNS投稿はNG。内容についても「門外不出」。報道で明らかになっていること以外は、誰が出席したとか、乙武さんや奥さんの挨拶で何を言ったか、一言一句まで言うつもりはありませんが、一つ言えるのは、乙武さんが今回の一件を心から反省し、また奥様もご主人を尊敬し、二人でまたやり直していくこと、それは誠心誠意だったなと感じます。

報道にありますように、この日はご夫婦そろって挨拶をされました。発言の詳細は申し上げにくいですが、乙武さんは「五体不満足」が売れに売れ、一躍時の人になってから、人知れず、私のような凡人には分からない苦悩をずっと抱えていたこと、それが間違った方向に向かってしまったことへの反省を、しっかりお話されていました。

「ビビット」のレポーターさんからは、「反省会、誕生会、励ましの会と3つの性格がある会のように見えますが、新田さんからはどのように見えましたか」的な質問をされまして、それに対しては「反省と励ましが半々」と感想を述べました。カットされるかもしれないし、限られた尺では伝えきれなかった思いは多々ありますが、今回の会でご本人は終始神妙な面持ちで、反省の思いに偽りはなかったと思います。そして、会の開催は、友人たちが発起人になっているとあって、障害者はもちろんのこと、全国津々浦々の方々に勇気と感動と希望を届けてきた乙武さんの才能を愛し、40代のさらなる飛躍を本気で期待していることも同時に感じるものでした。

奥歯に物が挟まったような言い方で恐縮ですが、代わりに過去のエピソードならいいかな。去年秋に私が初めて著書を出すことになった時、帯のメッセージをお寄せいただくことをお願いし、すぐに快諾していただいたのが、まさに乙武さんでした。著名人の帯メッセージは本人が考案していないものもよくある噂も聞きますが、乙武さんは本の企画書とサマリー版をきちんと目を通され、自分流に解釈してコピーを作ってくださいました。書影も貼っておきますが、一応メッセージがこちら。

20年後には、約5割の職業がなくなると言われる時代。求められるのは、新田氏のような“仕事を生み出す力”だ

ネットで人生棒に振りかけた!: 先の読めない時代の情報版「引き寄せの法則」
新田哲史
アスペクト

 

 

文案を最初にFacebook経由でもらったとき、ちょっと震えました。拙著では、ITジャーナリスト氏の煽りで新聞記者を辞めてしまって七転八倒。独立して選挙やら企業案件やら、あれこれトライ&エラーを繰り返す様を振り返りますが、自分で仕事を作っていくことの大事さを学生や若い社会人には身につけてほしいという思いがあったので、ああ、私が本で伝えたかったメッセージの一つをしっかり読み取ってくださったんだな、と感動したものです。

乙武さんにはきのう直接、「自分の本のタイトルではないが、長い人生で誰しも人生を棒に振りかける試練はあると思う。いろいろ見つめ直す機会になれば」という旨の拙いながらの激励をしました。まあ、良きにつけ悪しきにつけ、39歳をもって「五体不満足」のストーリーは区切りを迎えたのではないでしょうか。バッシングをする人もまだまだいるでしょうが、きょうから始まる40代は「新章」として、世の中に彼ならではの新しい価値観を提案し、実践してくれるのではないかと期待する人も多いことが実感できた会でございました。

私からは以上です。

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アゴラ編集長/ソーシャルアナリスト

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